昨日髙松で久留米大学医学部教授内村直尚先生の”不眠症の診断と治療”という講演会に出席しました。
生活習慣病に対して不眠症の改善が食養生や運動療法と並んで大切な事であると話されていました。
特に、不眠症の患者さんが肥満になる確率が高いようです。
ただ、お年寄りは長く寝ようとして夜7時頃から床に入って朝まで寝ようとする方もおられて
これは薬を使っても無理なので、11時頃まで起きておくように指導するとのことでした。
また、夜、明るい光を浴びるのは良くないとのこと、特に最近のLEDライトは睡眠を抑える作用があるとのことでした。
不眠症の患者さんは転倒しやすいようです。
眠り薬を服用して不眠が改善すれば転倒は改善するというデータもあるようでした。
ただ、眠り薬による副作用に筋弛緩作用というものがあり、力が入りにくくなって転倒することもあるようです。
お年寄りに対する筋弛緩作用の少ない睡眠薬の選択が重要のようでした。
夜、トイレへ行く回数が多くて眠れない人も多いと思いますが
これも睡眠が改善すれば膀胱の容量も増えて、トイレの回数が改善するようです。
いろいろな病気と関連する不眠症です。
困っている方はご相談ください。